口にして「おぉ...」
まずはA、牛乳大さじ1と2分の1(約22.5ミリリットル)のハンバーグ。比率として仮にひき肉が200グラムのレシピだったとすると、牛乳は倍量の大さじ3(約45ミリリットル)に相当する。一般的な牛乳量だろう。味はごく普通のハンバーグだ。
次にB。牛乳大さじ2と2分の1(約37.5ミリ)のハンバーグ。口に運ぶと、思わず「おぉ...」との声が漏れた。肉の旨味と歯応えはあまり変わらないまま、格段にジューシーに仕上がっているのだ。この後に再度Aを食べると、もはやボソボソとした食感だと感じてしまうほどだった。
Bのハンバーグ 肉汁感が格段にアップ
そしてC。牛乳大さじ3と2分の1(約52.5ミリ)のハンバーグ。当然ながら汁気はさらに増し、歯応えはかなり柔らかい。ただ牛乳自体が有するコクのおかげか、肉の旨味が薄れた印象はない。口いっぱいに汁が広がってくる。
最後はD。牛乳大さじ4と2分の1(約67.5ミリ)のハンバーグ。とにかく水分量が多い。さすがに肉の旨味が若干弱くなっている。ひき肉同士のつながりが弱く、豆腐ハンバーグに食感が似ていると感じた。
Dのハンバーグ 断面の見た目はBとほぼ変わらない
個人的には、牛乳大さじ3と2分の1杯(約52.5ミリリットル)を入れたCのハンバーグが最も好みだった。200グラムのひき肉ならば、大さじ7杯(約105ミリリットル)の牛乳を入れる比率だ。
肉汁が増したことへの感動は、Aの後にBを試した時が最も強かった。ハンバーグに牛乳を入れて作るなら、いちど試しに量を増やしてみてはどうだろうか。