ゲーム機「Nintendo Switch」(スイッチ)の有機ELモデルに、動きが見られる。定価で家電量販店のECサイトや、「アマゾン」に並び始めてきたのだ。この状況に、フリマアプリ「メルカリ」の転売でもちょっとした変化が起こっている。
有機ELモデルは、2021年10月8日に発売された。任天堂公式通販サイトや家電量販店では当初から抽選で売り出され、メルカリでは高額転売が続いている。
1人1台までだけど
定価3万7980円(税込・以下同)の有機ELモデルは、発売直前から「メルカリ」で4万8000円~6万円で出品された。
品薄はしばらく続き、メルカリ以外のECサイトでも新品価格が高騰した。複数のECサイトの商品価格の推移がわかる「価格.com」によると、同機種の「ホワイト」という色は10月?11月にかけては平均5万円前後で売られていた。
ところが12月に入ってから3万7800円など、定価付近での販売が目立つ。
大手家電量販店にも登場だ。「ヨドバシ.com」では12月16日現在、有機ELの「ホワイト」「ネオンブルー・ネオンレッド」が定価3万7980円で販売されている。注文は1人1つまでと制限はあるものの、「在庫あり」と表示。「Joshin webショップ」でも購入は1人1台、在庫状況は「お取り寄せ」で配送まで1週間かかるが、両カラーを定価販売中だ。
アマゾンでは定価の「ホワイト」の在庫はないが、「ネオンブルー・ネオンレッド」が3万7980円で販売中だ。記者が注文を試みると、台数は「1台」に限られた。