「ぼったくり男爵」IOCバッハ会長うんざりだ 今度は「札幌五輪」に目を付けた

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   「ぼったくり男爵」の異名をとった国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の名前が、このところ内外のメディアで報じられる機会が増えている。北京冬季五輪や札幌の冬季五輪招致に関連するニュースだ。IOCは崇高な五輪理念を掲げているが、実態は、「カネまみれ」ともいわれている。その代表格がバッハ会長と見られているため、発言が額面通りに受け取られないことが多い。

  • 1972年の札幌冬季五輪の会場となった大倉山ジャンプ競技場
    1972年の札幌冬季五輪の会場となった大倉山ジャンプ競技場
  • 1972年の札幌冬季五輪の会場となった大倉山ジャンプ競技場

「政治的中立」で五輪開催

   国際的には、2022年2月開催の北京冬季五輪が焦点になっている。米国が、中国の人権問題を巡って五輪に政府関係者を派遣しない「外交ボイコット」を表明したことによる。

   朝日新聞によると、バッハ会長は12月8日、IOC理事会後の記者会見で大会運営には影響しないとの考えを示した。「我々は選手が参加できないのではと案じていた。各政府が選手は参加できると強調し、確約してくれたことを歓迎する」と話した。

   英国なども追随する姿勢を表明していることを質されると、「五輪の威厳は、スポーツ大会としての威厳。主役であるアスリートに我々は集中していく」と「政治的中立」の姿勢を強調した。

   また、中国共産党の元高官から性被害を受けたと告発した中国出身のプロテニス選手、彭帥さんの安否が懸念されている問題について、バッハ会長は、これまでに2度、本人とオンラインで会話した時の状況を振り返り「彼女が抑圧されているようには見えなかった。それが我々全員が抱いた印象だ」と話した。

   FNNによると、彭帥選手が、非常に不安定な状況にあるはずだとも述べ、彼女の身に起きたことについて、中国側と協議しているとも答えたという。

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