熊本地震で床にヒビ、休業 くじけず5年かけて営業再開「うどん家 あそ」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「死ぬまで店を続ける」

   休業中「もう店を畳んでしまおう、と思ったことはない」と、ひとみさんは語る。常連客たちから「また店をやるんじゃろ」「開いたらまた食べに行くからな、頑張れよ」と営業再開を前提にした多くのエールを送られたことが、心の支えになった。

   13時前にうどんが売り切れたのを見て、人気のほどを実感じた。早いときは開店から1時間以内に完売するそう。こだわりの手打ちうどんは柔らかすぎず、コシがあり、喉ごしが良い。出汁も、漂ってくる湯気からさえ優しい風味を感じる。

記者が注文した、えび天うどん
記者が注文した、えび天うどん
「お客さんから『なんでもっと茹でてくれないの』と言われることもあります(笑) 主人はうどんを打った後4~5時間寝かせるので、夏場なんかは3時~4時に起きて、頑張って作っていますよ。死ぬまで店を続ける、と張り切っています」

   常連だけでなく、遠方からの客も歓迎している。「国道57号沿いにあるのに、店構えがわかりづらいかなと思います。辛抱強く探してもらえたらうれしい」と、ひとみさん。店名には「うどん」とあるが、そばメニューも豊富で良心価格。初めて訪れたときは、どちらを食べるか迷ってしまうだろう。

姉妹サイト