「PS5」国内の推定販売台数が激減 直近1919台、1か月前は1万台だったのに

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半導体不足の影響は

   エース経済研究所のシニアアナリスト・安田秀樹氏に取材した。ゲーム業界に詳しい人物だ。

   安田氏によると、2021年9月ごろからPS5の部品としても使われている特定の半導体の調達が難しくなっている。自動車などの需要が急増した影響だ。これによりPS5の生産台数が減少、11月からの販売台数減につながっていると分析した。

   ただ現状、ブラックフライデーのあった欧米では、PS5の販売台数や出荷が急減した話は聞かない。安田氏はこの点について、輸送による時間差を指摘する。

   PS5は中国を中心に生産された後、米国で売り出されるまで2か月前後、欧州だと3か月前後かかるという。つまり、部品不足が深刻化する前に出荷されたPS5が欧米で出回っている状況ではないかというのだ。2022年初からは日本のように、欧米でも深刻な品不足が起きてくる恐れがあるとみている。

   別の原因としては、小売店が年末の抽選販売や「福袋」での販売に備えて、一時的にPS5の在庫を溜め込んでいる可能性も十分にあるとした。

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