結論付けるのはまだ早い
一般誌では「週刊文春」の12月16日号が、「帰省OKでいいの? オミクロンはコロナ"終わりの始まり"か」という記事を掲載している。
コロナのように、RNAをゲノムとするウイルスは変異を繰り返して進化する。原則として、感染が広がりやすい方向、感染力を高める方向に変異し、病原性は弱まる方向に変わるケースが多い。宿主の体力がある程度維持され、行動してくれた方が、ウイルスが広がりやすいからで、次第に風邪のウイルスのように変化するのが原則だ――という趣旨の専門家の見方を紹介している。
同誌は、「コロナもその過程にあるとすれば、コロナとの戦いは"終わりの始まり"に差し掛かっているのかもしれない」と期待感を込める。
もちろん、同時にオミクロン株については「全貌が見えてくるまでにはもう少し時間を要する」「まだ予断を許さない」という専門家の慎重な見方も伝えている。
読売新聞は9日、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長が記者会見で、オミクロン株の症状は「デルタ株より軽いとするいくつかの証拠はあるが、結論づけるのは早すぎる」と語ったと紹介。さらに、WHOの専門家は「感染力が強くなるほど病気(の症状)は軽くなるとの思い込みがあるが、それは都市伝説だ」と述べ、感染対策を怠らないよう呼びかけたことを報じている。