韓国のコロナ感染拡大止まらない 致死率も上昇、原因に新たな見方

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準備不足で規制緩和

   韓国では感染者の増加のみならず、死亡率の上昇も大きな問題になっている。ハンギョレ新聞によると、今月1日現在の韓国の「新型コロナ致死率」(11月21日以前の1週間の新規感染者に比べた12月1日以前の1週間の死亡者数)は1.46%で、主要国(米国、日本、ドイツ、英国、シンガポール)のなかで最も高かった。韓国より先に防疫を緩和して「ウィズコロナ」を始めた国々も多いが、急激な上昇は起きていない。

   韓国は10月初めまで0.5%を下回っていたが、段階的な日常回復を始めた翌日の11月2日頃から1%を超えるようになった。

   理由について同紙は、「高齢者層のブレークスルー感染の増加」と「病床不足」を挙げている。感染者が集中しているソウルなどの首都圏では、重症者向けの病床の使用率が80%を超えている

   ソウル大学のキム・ユン教授(医療管理学)は同紙のインタビューで、「韓国だけが上昇しているのは、結局、準備ができていない状況で日常回復を推し進めた結果だ」と語っている。

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