【連載】はつめ降臨 成長する連載「第一形態」
今月は、はつめさんに2021年を振り返ってもらっています。前回は、「今年はね~~、特にすごかったです」と、自身の環境の変化について語っていました。
今回は、配信にまつわるお話。
真面目な話を真面目にするのが苦手
いしたにまさき:ちょっと動画の話はまたあとでするかもしれませんが、さっきも話に出たチームから脱退を発表する配信をまとめた動画がありますよね。
はつめ:はい。
いしたに:内容としては、かなり重要な内容でしょ。でも、ゲームしながら、その大事な話をしているっていうのが、実におもしろくて。
はつめ:あ、それはね。単純にひとりで話せなかったからです。真面目な話を真面目にするのが苦手なんですよね。だから私のことはどれだけバカにしてもいいから、一緒に話をしてくれって2人に頼んで撮ってもらいました。
いしたに:うん、でもだからといって、プレイ中に話すっていうのを、普通は選択しないと思うんですよね。
はつめ:クソ叩かれましたけどね、その動画。
いしたに:わはは。でも、はつめさんにとっては、ゲームプレイ中に話すというのが、いちばんリラックスして話せるということだったわけでしょ。
はつめ:本当のこと言うと、YouTubeクンが動画をゲーム動画として認識しなくなるとまずいので、「一応画面動かしてる」がいちばん近いかも。
いしたに:なるほど。
はつめ:でも、なんか録る直前に話した気がするな。「ゲームしながらで大丈夫っすかね、この話」みたいなのを。
ゴリゴリの企画動画も出したいけど
いしたに:私が学生の頃は、配信はなかったけど、部室とかで、ゲームしながら話をするってのはあったんですよね。話をしていたら、途中から真面目な話になっていっちゃったりしてね。
はつめ:あ、それはよくある。「ゲームしてる場合じゃねえ!」みたいなの、よくありますね。
いしたに:で、配信というのは、そういうのをそのまま流してしまっていいものなんだなあという意味で、私の中で配信と言うものに対する理解が1つ進んだ感じが、あの動画にはありました。
はつめ:あの動画、意外とすごいことやってたんだな...。
いしたに:いちばん自然な動画っていうのが、いちばん「らしさ」を体現しているっていうのはありますよ。
はつめ:ゴリゴリの企画動画とかも本当は出したいんですが、「ザ・YouTuber!!」にあんまりなりたくなくて。
いしたに:あー、その感覚はわかりますね。
はつめ:企画系に憧れはするんですが、あくまでトークメインで、かつ親しみやすい人でありたいなと思ってます。あと企画力がないです。ウケるか分からないことやるくらいなら、やって欲しいことやった方が良くない!?ってなっちゃう...。
いしたに:でも、自作PC回とか普通によかったよね。
はつめ:自作PCプロなので!!!!自作企画も、プロゲーマーだった時代からずっと続いているんですが、フリーになった今でも続けられるのが幸せな事だな~と思います。
(次回に続く)
はつめ
現在フリーのストリーマーとして活動している元プロゲーマー。高校時代にesports業界へ飛び込み、18歳にプロ契約。格闘ゲームのプロゲーマーとして、全世界で行われるCAPCOM Pro TourやEVOへも参加。2020年頃よりApex Legendsのゲーム実況をはじめ、当時の最高ランクに昇格するなど、FPSでも活躍している。米国発スポーツアパレルブランド「Kaepa」のブランドアンバサダーを務めている。テレビ番組「お願いランキング!」「王様のブランチ」「マツコ会議」への出演をはじめ、新聞やメディア出演も多数。
Twitter:https://twitter.com/hatsumememe
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCq1FEiGmyh-52yYGeOMTVLA
いしたにまさき
ウェブサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回Webクリエーションアウォード「Web人ユニット」賞受賞。著書に2010年11月に単著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」など共著も多数。2011 年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザー就任。同年アルファブロガー・アワード受賞。「ひらくPCバッグ」などネット発のカバンデザインも好調。ひらくPCバッグで2016年グッドデザイン賞受賞。Evernote ECL・ScanSnapアンバサダー・HHKBアンバサダー。Yahoo!ニュース個人オーサー。
Twitter:https://twitter.com/masakiishitani
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