ケンモチヒデフミら「ラムのラブソング」リミックス 作曲家・小林泉美が思いを語る

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恋する乙女の「コワさ」

   「ラムのラブソング」原曲でなく、小林さんのカバーをベースにしているため、各リミックス曲からはノリの良さだけでなく「コワさ」も多少感じられるという。

   同曲の歌詞からは「好きな男が複数の女に目移りしている」ことへの嫉妬、「自分だけを好きになってほしい!」という熱烈な思いが伝わってくる。「かわいらしさだけじゃなく、ちょっとしたコワさ」がにじんでいる点が魅力だととらえた小林さんは「ラムのラブソング (Reboot) 」で、「ラムちゃんのちょっぴり怖いところ」を遊び心で膨らませたのだ。

「『知らんぷり』というフレーズにエフェクトをかけ、低くて怖い声にしました。50秒くらいのところです。エンジニアとして、データに声入れをしてくれた息子から『お母さん、いいの?こんな怖い声にしちゃって』と聞かれたくらいです(笑)。かなり遊んじゃいました」

   小林さんは「面白そうだと思ったら、『ほほいのほい』で首を突っ込む」。未知でも、楽しそうな物事に対してチャレンジングな姿勢は、若い頃から変わっていないそうだ。

   オリジナルの「ラムのラブソング」を発売した1981年当時、「いつも落ち着きがなく、所属事務所(キティレコード)内をパタパタ駆け回っていた」姿を見た社長に「君は漫画の曲を作るのが合いそう」と言われ、アニメ「うる星やつら」の仕事を提案された。

   「もともと『うる星やつら』の漫画を読んでいて大好きでしたし、面白そうだと思ったので、社長にぜひやりたいと伝えました」。物語を知っていたおかげで作曲はスムーズに進み、3曲書いて翌日提出。全て採用され、そのうちの一つが「ラムのラブソング」だった。「1曲10分くらいで書いてましたね。悩んでも、長くて30分くらい。それ以上時間をかけても、はかどらない」そう。

   思い立ったら即行動し、周囲を巻き込んで形にしていく小林さん。リミックス第二弾「ラムのラブソング (Reboot) Mimix EP.2」は2022年1月12日配信予定だ。

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