冬の地震は二次被害が怖い 生き埋めで凍死、寒冷地の長期停電は死活問題

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寒さで体力が続かなくなる

   夏と冬での被害数の差を、具体的な数値で見せているケースもある。北海道札幌市は、広報誌で夏場との被害状況の違いを説明。「広報さっぽろ」(14年12月号)によると、このような差がある。

1)死者の増加
夏季 1789人
冬季 8234人

2)避難者の増加
夏季 8万1000人
冬季 20万2000人

3)焼失建物の増加
夏季 160棟
冬季 560棟

   上記1のうち、6184人は「生き埋めによる凍死者の想定人数」だという。救助を待つ時間が夏と同じでも、寒さで体力が続かなくなることから、死者数の増加に繋がってしまうのだ。

   最悪の場合、自ら避難できず、断水・停電した自宅で救助を待ち続けるしかない事態に陥る可能性もある。今のうちに、備えは万全にしておきたい。

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