リブドゥコーポレーション(大阪市中央区)は、尿ケア専用パッド「リフレ 超うす安心パッド」の新テレビCMを2021年12月1日から全国でオンエアしている。戸田恵子さんが専務と、年下の事務員の二役を演じる「うすさ」編、「吸収力」編(各15秒)だ。
ちょっとしたことで思い悩む後輩を、専務が「うすっぺらい人間になっちゃダメ」「見た目で判断しているようじゃ二流よ」と厳しい言葉で激励。しかし最後には「うすくていいのは、吸収パッドだけ」「見くびっちゃダメ。2 ミリでも大丈夫」と優しく「リフレ 超うす安心パッド」を勧め、商品特徴の「うすさ」と「吸収力」を訴求する内容になっている。
戸田恵子のアイデアが採用されたリアクション
吹き替えで双子の役を経験した経験はあるものの、上司と部下を一人で演じるのは初めてだった戸田さん。発表資料によると、特に事務員役の撮影が楽しかったと言い、「昔、庶務OLの活躍を描いたドラマに出演していた時代を思い出した」そう。戸田さんは1998年放送のテレビドラマシリーズ「ショムニ(フジテレビ系)」で、徳永あずさ役を演じていた。
事務員が、専務から商品を勧められるシーンは、当初「えっ!?」と驚くリアクションを制作陣は想定していた。戸田さんが「コメディータッチになり過ぎないように」と意見を出し、さまざまなバリエーションを収録した中から、最終的に「無言のままうるうるする」というアイデアが採用された。
一方、専務としての戸田さんは、商品を差し出す際に少しでも傾いたり、タイミングがずれたりすると、自ら「CMの主役は商品だから」と、監督に取り直しをリクエスト。ベストショットの追求に余念がなかった。
「15 歳で単身上京してきた自分」に言いたいこと
今回、事務員は専務よりも20歳ほど年下という設定があった。どう工夫して演じ分けたかというと、
「若い役も、老けた役も、自分の実年齢と懸け離れた役を演じるときはいつも『その気になる!』もう、これしかありません(笑)」
だそうだ。
上司が部下にアドバイスするCMに則り、戸田さんが人生の先輩として、過去の自分にひと言送るとしたらどうするのか。「何歳くらいの自分に、どんな言葉を掛けますか?」との質問に、戸田さんはこう答えた。
「いやいや、私なんてまだまだアドバイスをもらいたい方なんです。でも、もし過去の自分に何かひと言、言葉を掛けるとしたら、15 歳で単身上京してきた自分に対して、『その勇気は大正解だったね!』と言ってあげたいですね」