見た目も明らかに...
調理の手間に、差はあまりなかった。強いて言えば、卵かけご飯式はパラパラになるまでに少し時間がかかったように感じる。
混同を避けるため、器は最初に紹介した時の入れ方と同じものを使用している。並べてみると、見た目の違いは一目瞭然だ。
最初に卵を入れる調理法では、卵が具材としてはっきりと感じられた。パラパラ具合は、この中だと3番目。少しだけしっとり感を残しつつ、全体的にはパラっとした仕上がりだ。
卵かけご飯方式は、一番パラっとした仕上がりで完全に水分が飛んでいる。卵は完全にご飯よりも小さく、よく見ればあるといった程度だ。ご飯全体に卵の味がしっかり染み込んでいた。
卵を後から入れる調理法は、先入れ式と卵かけご飯方式のちょうど中間だった。パラパラ感は楽しめながらも、ご飯に少し水分が残っている。また、卵の甘味もほんのりと感じられる。
結果的にはどれもパラパラとしたチャーハンになった。ワンポイントアドバイスとコンロから離さなかったのが功を奏したのだろう。パラパラ感を一番大事にしたいなら卵かけご飯方式を、卵の風味を感じながらもパラパラ加減も捨てたくないという人は卵を先に入れる方法を、卵もご飯も同じくらいパラパラさせたいなら卵後入れを、記者は勧めたい。