半分は「ブレークスルー」
韓国での再拡大について、各メディアが指摘している理由は大別して二つある。一つは緩和措置。「韓国は11月に入り『ウィズコロナ』にかじを切り、厳しく実施してきた防疫措置を緩和しているが、同時に感染者が急増している」(時事通信)。
もう一つは「ブレークスルー」。すでに2回のワクチン接種を受けたにもかかわらず感染するケースだ。韓国メディアによると。新規感染者の約半数は未接種者、残りの半分は「ブレークスルー」だという。
ワクチンは種類にもよるが、接種後約6か月でかなり効力が落ちるとされている。韓国のワクチン接種率は8割に近づいているが、早めに接種した人のワクチン効果が落ち始めている。WoW!Koreaによると、韓国の防疫当局は「60代以上の年齢層の場合、接種完了率は90%水準に達しているが、他の年齢層より先に接種をしたため接種効果が低下している」とみており、韓国当局は3回目のワクチンをうつ「ブースター接種」を早める方針だという。