コロナ感染ひと息で会社の忘年会復活 面倒、ご機嫌取りイヤ...若者の本音

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   コロナ禍で、昨年は忘年会のない年末を過ごした人も多いだろう。だが今年のこの時期は、新規感染が大幅に減った。このままいけば、忘年会も復活しそうだ。

   ただ、友人たちとの飲み会は歓迎でも、職場の忘年会となると話は別。J-CASTトレンドは、若手の社会人がどう思っているか聞いた

  • 飲み会が復活、若者は嬉しくない?
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「正直だるいです」

   調査会社の東京商工リサーチが2021年10月22日に公開したアンケートによると、忘年会、新年会を「開催しない」と回答した企業は70.4%(5760社)に達した。しかし、前年20年12月の同社調査では94.2%だったので、開催する意向の企業は増えている。

   コロナ禍で消えた社内での飲み会が再開したら、嫌がる若者はいるだろう。取材にこたえた社会人4年目の男性Aさんは、「正直だるいです」と明かした。

   男性の職業は、大手金融業だ。新型コロナが流行する前の2019年までは、部署全体でホテルのレストランを貸し切っての宴会や15人ほどの小規模の飲み会が開された。忘年会の時期になると、週に1〜2回は飲み会に参加していたという。しかし、昨年はコロナ禍で中止。今年も会社の方針で「4人以下」との制限がついている。男性は今のところ、参加する予定はない。

   「だるい」理由は、「結局、お金がかかるし先輩の世話で面倒くさい」だ。先輩たちを開催場所まで案内し、会が始まればグラスの中身を確認しながら注文、目上の人の話に合わせて相づちを打つと、「ご機嫌取り」に終始するのが嫌だという。

「『気にしないでいいよ』と言うけど、そういうわけにもいかないし」

   男性Bさんは、公務員3年目。飲み会は最近になって復活してきたそうで、やはり「だるいよね」と話した。

「仲良い友達と飲むのはいいけど、職場の忘年会は正直面倒」

と言うが、今年は部署として実施予定だと肩を落とした。

「強制力強め」は勘弁して

   外資系コンサルティング会社に勤務する男性Cさんは、6年目で公私共に脂が乗り始めた時期だ。コロナ禍で飲み会は全面的に禁止され、オンラインでしか行なっていない。一方、全社的な忘年会の習慣はなかった。

   最近は、飲み会が復活する兆しが出始めているそう。参加しているプロジェクトがひと段落しそうなため、仲間内では「12月ごろにできたらうれしいよね」と話題に上っているが、具体的には決まっていない。

「飲み会が出来るようになるのはうれしいですが、忘年会は行きたくなくても参加に義務感があるので、強制力が強めのものは復活して欲しくないです」
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