■マイルCS「カス丸の競馬GI大予想」
 グランアレグリアの連覇なるか

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伏兵も実力馬がズラリ

   カスヨ 私は3頭あげとくわ。まずはサリオスよ。昨年のマイルCSは大外枠が響いたわね。上がり最速だったんだけど、大外を回しちゃって追い込むも届かずじまい。あんなレースじゃムリだわね。その後は期待を裏切る成績でサリオスも終わったようにみられているんだけど、そこはハーツクライ産駒、勝負はこれからなのよ。姉のサラキアは昨年5歳秋に覚醒して、エリザベス女王杯2着、有馬記念2着と好成績を収めているわ。鞍上も今年はエリザベス女王杯2着のコウヘイちゃん(松山弘平騎手)だから、2歳チャンプを取った阪神マイルの舞台で大復活があってもまったくおかしくないわね。しかも今回は4番枠という絶好の内枠よ。 次にインディチャンプね。この馬も6歳になって、もう終わりか、とみられている一頭ね。でも一昨年は春秋マイルGI制覇をした名マイラーだということを忘れちゃダメよ。一度叩いてからの方が成績は良い傾向があるけど、昨年は休み明けでも2着と実績は十分。無視できない1頭なのよね。 そして最後にクレナディアガーズよ。爺が好きな3歳馬の一角ね。この馬はスパっと切れる脚はないんだけど、前々で競馬ができてバテずに伸びる脚を持っているのが強みね。今回は前半が遅くなりそうだから、前残りの可能性もあるわ。その場合に怖い一頭よ。昨年の朝日杯フューチュリティステークスで阪神マイルを勝っているから、コース適性にマイナス要素はないということね。

   ガジュマル爺 わしはグランアレグリアのほかに2頭をあげとくぞ。一頭はこれまた3歳なんじゃが、ホウオウアマゾンじゃ。8戦3勝2着2回。新馬戦(阪神)からGIの朝日杯フューチュリティステークス(阪神、9着)、NHKマイルカップ(東京、9着)とマイル戦ばかりを走ってきたんじゃ。前走は休み明けのスワンステークス(GII、阪神)をプラス22キログラムの余裕残しの馬体重で走り、逃げ粘っての3着。初の古馬相手に実力の片鱗を見せたんじゃ。4月のアーリントンカップ(GIII、阪神1600メートル)は1番人気で快勝。その時には、この秋にGIスプリンターズステークス(中山1200メートル)を勝ったピクシーナイトを軽くひねっておる。父はダービー馬のキングカメハメハ。母ヒカルアマランサスは現役時代にマイル戦で4戦すべて連対というマイル巧者。なかでも、2010年ヴィクトリアマイルでは、全盛期のブエナビスタを相手にクビ差の2着に迫った馬じゃ。マイルの申し子といってもいいじゃろ。 もう一頭はダーリントンホールじゃな。大穴じゃ。2019年の函館の新馬戦(1800メートル)を勝ち、続くGIII札幌2歳ステークス(札幌1800メートル)と3戦目の葉牡丹賞(中山2000メートル)がともに3着。4戦目の共同通信杯(GIII、東京1800メートル)を制すと、皐月賞(GI、中山2000メートル)に駒を進めたが、コントレイルの6着に敗れた。日本ダービー(GI、東京2400メートル)も13着と惨敗。共同通信杯までは先行勢の後ろの好位にポジションをとる競馬ができていたが、皐月賞、日本ダービーは作戦を変えて後方待機から伸びきれず。突然、しかも大レースでレーススタイルを変えるのは大体失敗するもんじゃ。これがこの馬の実力じゃないじゃろ。前走の富士ステークス(GII、東京)は初の1600メートルじゃったが、4コーナーを17頭立ての15番手で回り、そこから5着に食い込んだんじゃ。4着のダノンザキッドとはハナ差。4歳馬でまだ8戦とキャリアが浅く、まだまだ十分に伸びしろが期待できる馬じゃ。いぶし銀の和田竜二騎手なら、前めにつける競馬ができそうなので、なだれ込みに期待というもんじゃ。

   カス丸 ふーん、いろいろいてまたも難しくなってきたじぇい。でも前目でレースができて、重い芝にも適性があるサリオスが本命◎きゃすう。

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