新型コロナウイルスへの対応が長期化する中で、「独学」に関心が高まっている。リモートや在宅などで独自に勉強できる機会が増えたからだ。すでに関連本が多数出版され、20万部のベストセラーも。宅建試験など、資格試験の勉強に挑む人も増えている。
3000円を超える大著
ブームの火付け役と言われているのが『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』(ダイヤモンド社)。2020年9月刊行で、アマゾンの「学生の勉強法」部門でトップを続け、1200を超える高評価が付いている。「読むのが遅い。時間がない。続かない。頭が悪い。お金がない。やる気が出ない。何を、どう学べばいいか迷ったときの羅針盤」だという。
著者は読書猿(どくしょざる)さん。ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」を主宰している。
788ページ、3000円を超える大著だが、すでに20万部を突破。東大や京大の生協でも売れており、大手5紙の書評に取り上げられている。