「低評価」も非表示
朝日新聞によると、ヤフコメをめぐっては、虚偽の内容を書き込み、名誉を傷つけたとして、罰金命令が出たケースもある。大阪府高槻市の男性は、市議を中傷する投稿をしたとして名誉毀損罪で略式起訴され、茨木簡裁が今年5月に罰金10万円の略式命令を出した。
インターネットでは、ほかにも「非表示」の動きが出ている。AFP=時事によると、2021年11月10日、米IT大手グーグル(Google)傘下の動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」は、動画クリエイターを嫌がらせや個人攻撃から守るため、動画の「低評価」数を非公開にすると発表した。
ユーチューブのユーザーは今後も低評価ボタンをクリックできるが、その件数は表示されなくなる。ただし、クリエイター側は、自身の投稿した動画の低評価数を確認することができる。
同社は「視聴者とクリエイター間の敬意ある交流の促進」のため、低評価ボタンを非公開にする実験を実施した結果、嫌がらせや「低評価攻撃」が減少した、と非表示にする理由を説明している。