「ヤフコメ」不適切だと丸ごと非表示も 小室圭さん・眞子さん記事ほか100件超

   ヤフーニュースのコメント欄(ヤフコメ)が、記事によっては丸ごと非表示になるケースが起きている。これまでも不適切とされるコメントは、非表示になることがあったが、一つの記事につくコメントが丸ごと非表示になるのは最近のことだという。

  • 誹謗中傷など不適切な投稿には眉をひそめる(写真と本文は関係ありません)
    誹謗中傷など不適切な投稿には眉をひそめる(写真と本文は関係ありません)
  • 誹謗中傷など不適切な投稿には眉をひそめる(写真と本文は関係ありません)

「違反」の数で決まる

   朝日新聞2021年11月17日付記事で、同紙がヤフーに取材したところによると、実際にコメント欄が非表示となった記事は100超になっているという。10月下旬に朝日新聞社などが配信した小室眞子さんと圭さんの結婚に関する複数の記事や、共同通信が同月に配信した韓国漁船転覆に関する記事など。小室さん夫妻に関して1万3000件超のコメントがついたTBSの記事も含まれている。

   ヤフーニュースはテレビや新聞など約650媒体が記事を提供し、月間233億ページビュー。コメント欄は1日約32万件の投稿がある。

   しばしば誹謗中傷など不適切な投稿が問題になり、ヤフーは14年から人工知能(AI)で監視。18年以降、「建設的かどうか」「記事との関連度が高いか」「読んだ人が不快に感じないか」といった基準でAIが点数化する仕組みを導入。点数が特に低い投稿や、過度な批判や誹謗中傷を含むコメントは削除もしており、1日あたりの削除件数は2万件に及ぶそうだ。

   同紙によると、ヤフーは今回さらに踏み込み、「違反コメント」が一定数を超えた時点で、その記事のコメント欄を丸ごと非表示にすることにしたという。

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