四半世紀応援し待ち続けたのに
高額転売が起きている現状に、チケットが入手できず苦しんでいるファンからは、ツイッター上で不満や悲しみの声が相次いでいる。球場の観客がまばらだったり、成績が低迷したりしている時から応援を続けてきたにも関わらず、念願の日本シリーズを見に行けないことを嘆く人も。
阪急ブレーブス時代から数十年来のオリックスファンというツイッターユーザー「オリ34」さんもそのひとり。11月14日には「25年間、四半世紀応援し待ち続けた待望の日本シリーズ 本当に見れないのかな」と不安な心境をツイートしている。
オリ34さんに取材した。すでに抽選には5回落選している。チケットが入手困難なこと自体は「しょうがない」と感じているが、転売サイトに大量に出品されるチケットを見ると「怒りを覚えます」。もっと転売対策のやりようもあるのではないかと心境を語った。今後も諦めず、公式リセールサービスや一般発売でチケット購入をねらう。
一方、広島県在住で2005年以来のオリックスファンで20代男性は、「そんなに(チケット転売で)心は痛んでいないです」と明かす。転売の横行自体は好ましいことではないとする一方、「転売されるほど人気のある球団になれたんだなと率直に思います。京セラドームがスカスカだったことを思えば、注目されるようになったなと」と続けた。