ゲーム機「プレイステーション5」（PS5）。2020年11月12日の発売日から1年が過ぎたが、その品薄ぶりが衰える気配はない。それを象徴する出来事があった。
同17日、映像配信サービス「ひかりTV」の通販サイト「ひかりTVショッピング」は、PS5の会員限定販売を実施した。ところが開始直後からアクセスが集中し、販売中止となったのだ。
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安定供給はいつになる（画像はプレイステーション5通常版）
ウェブページは真っ白
「ひかりTVショッピング」は11月12日までに、17日15時から「ひかりTV会員限定販売」を行うと発表していた。ひかりTVの「お値うちプラン」「エントリープラン」など6プランの加入者を対象に、先着順でPS5を販売するというもの。いずれのプランも、テレビやパソコンなどで映像配信を楽しめる有料サービスだ。
ただ、17日15時に販売を開始すると、ツイッター上では「アクセスできない」との報告が続出。記者も15時30分ごろに販売ページを開こうとしたが、ページは真っ白でサイトコンテンツは何も表示されなかった。ページを更新すると、「Gateway Timeout」とのエラーメッセージが表示され、正常にアクセスできなかった。
16時ちょうど、「ひかりTVショッピング」公式ツイッターは、PS5の販売に関して「アクセスが集中したことによりご購入いただけない状況が発生しております」と投稿した。
その後、「ひかりTVショッピング」サイト上で状況説明を行った。それによると、「15時00分頃」から「16時30分頃」の間に「システム不具合により、Webサイトにアクセスしづらい事象が発生」。会員限定販売は「ご購入いただけない状況が発生」したとのことだ。
「ニンテンドースイッチ」も販売中止
19時30分現在はアクセストラブルから復旧したものの、今回の件を受けてか、PS5の会員限定販売は「中止」するという。加えて、24日15時からはゲーム機「Nintendo Switch(有機ELモデル)」の会員限定販売も予定していたが、こちらも中止だ。
「次回販売につきましては、ひかりTVショッピングサイトにて別途ご案内いたします」
「ご利用のお客さまにご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」
と同サイト上で陳謝している。
PS5の人気ぶりは、取引価格にも如実に表れている。11月17日現在、ゲーム機を扱う買取業者が提示するPS5通常版の買取価格は複数サイトで10万円（税込）を超えており、定価5万4978円（同）の倍近く高騰している。