フルーツパーラー「百果園」完全閉店か 有楽町、上野、新宿の店で見たのは

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   東京都心・JR有楽町駅を出てすぐ目の前に、工事用シートに覆われた建物が――。1950年創業の老舗フルーツパーラー「百果園」だ。新宿などにも店舗を構え、串に刺したパイナップルほかフルーツを販売していた。

   だが、新型コロナウイルスの流行以降は休業が続いていた。現在、工事用パネルにはベーカリー新規オープンの貼り紙がある。百果園はこのまま姿を消すのか。

  • シートの奥にうっすら「百果園」の文字が見える
    シートの奥にうっすら「百果園」の文字が見える
  • シートの奥にうっすら「百果園」の文字が見える

ベーカリー新規オープンの知らせ

   休業中の「百果園 有楽町店」がそのまま閉店するという投稿が、ツイッターで話題になった。しかし、公式的なアナウンスなどはなく、情報が不確かだ。

   百果園は、上野・アメ横商店街とJR新宿駅東口にもある。上野の店に電話を掛けたが、つながらない。直接店をたずねることにした。

物珍しさの立ち止まる人が数人いた
物珍しさの立ち止まる人が数人いた

   まずは有楽町店へ。駅から出るとすぐそこに、白いシートと足場に囲われた建物が現れた。建物正面に回るも、「フルーツ 百果園」の文字はすでにない。パネルに張り出されたポスターには、「クニャーネの店」というベーカリーが出店するという情報が書かれていた。店が変わってしまうのは、本当のようだ。

   建物を物珍しそうに眺めている人たちの中には、新しい出店情報の書かれたポスターを読み込む人、「何のお店だったっけ」と口にする男性や「新しいお店のパン、おいしそうだね」と会話する女性2人組もいた。

   隣の中華料理店「中園亭」の店の人に話を聞くと、百果園の関係者から直接話は聞けていないとのことで、手掛かりはつかめなかった。

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