家が水没「私の生活どうなるの」 支援金の申請、ボランティア依頼...プロに聞く

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大切なのは「我慢をしない」

――「お金や住まいの支援」の一覧表を見ると、家が浸水で壊れた、家族が亡くなった、生活資金に不安がある、自宅のローンが残ったままといった場合、金銭面も含め行政からの支援制度が相当あるのですね。「こんなにあるのか」と、少々驚きました。

内容の詳細は「お金や住まいの支援」をダウンロードしてご確認ください
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JVOAD:これらは、被災してから暮らしを本格的に立て直していく段階での「応急処置」として必要です。行政は支援内容の情報を順次発信しますが、被災した住民にとっては「こういった支援制度がある」と大枠が分からないと、自分がどういう道筋で生活を再建していけばよいか「設計図」が描きにくい。そのために一覧表を活用いただき、「自分がもし被災したら、どういうサポートが得られるか」を知ってもらえればと思います。

――支援の種類が多いのはありがたいですが、全てを覚えるのは難しいですし、自力で申請するのも大変そうです。

JVOAD:自分だけで決める必要はありません。例えば、お住いの地域の弁護士会に相談してみてください。無料相談窓口を設けていますし、近年ではファイナンシャルプランナー(FP)が加わって、生活再建のアドバイスを得られることもあります。また被災地支援に入っているNPO団体に声をかけて助けを求める方法もあります。
 大切なのは「我慢をしない」「不安なことを訴える」です。どうしたらいいかわからないなら、それをそのまま相談をすればよいのです。どうぞ、各種の無料相談を積極的に活用してください。
 ただ先に述べた通り、行政支援は言わば「応急措置」です。家を建て直すような場合、援助金だけではとても足りません。そのためにも火災保険・地震保険にあらかじめ加入しておくことを勧めます。

(J-CASTトレンド 荻 仁)

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