罹災証明書=行政支援を受けるために必須
――次に「罹災(りさい)証明書」の申請についてです。支援を受けるうえで必須の書類ですが、「どこで、どう申請すればもらえるか」分からない人もいると思います。
JVOAD:市区町村の役所が申請窓口になります。発災後、役所のウェブサイトや住民に配布される広報誌を通してアナウンスされたら、申請に出向く必要があります。
――あらかじめ「罹災証明書は大切だ」と頭に入れておいたほうがよいですね。
JVOAD:現状では、ウェブと広報誌による告知がメインです。仮に避難所にいれば広報誌が掲示されて申請時期が分かるでしょうが、被災地域の外に避難した場合はこうした情報が届きにくい。自らサイトにアクセスして情報を収集する行動が大切になります。 「罹災証明書がどう役立つか」。これを分かっていないと「自分事」としてとらえにくくなり、申請が後手に回るかもしれません。「行政支援を受けるために必須だ」と、ぜひ理解しておいてください。