「PS5」修理要請が次々と コントローラーあっという間に故障の事例も

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   ゲーム機「プレイステーション5」(PS5)の修理申し込みが集中している。2021年11月8日現在、プレイステーションブランドの公式サイトが告知している。

   ツイッターを見ていくと、本体のほか、周辺機器のコントローラーが故障したという事例が多いようだ。

  • 「プレイステーション5」とコントローラー
    「プレイステーション5」とコントローラー
  • コントローラーの操作不良で修理を受けた(「こーじさん」さんの提供)
    コントローラーの操作不良で修理を受けた(「こーじさん」さんの提供)
  • 「プレイステーション5」とコントローラー
  • コントローラーの操作不良で修理を受けた(「こーじさん」さんの提供)

4月以降コントローラー4回壊れた

   公式サイトの「オンライン修理受付サービス」ページは11月8日時点で、

「PlayStation5、および周辺機器において修理の依頼が集中しております。ご返却までに最大2週間程度お時間をいただく可能性がございますのでご了承ください」

と説明している。

   ツイッターに複数の「ユーザー報告」があがっていた。本体の故障では、「プレイ中にPS5の電源が落ちるようになった」「電源が入らなくなった」といった投稿が、1日1~2件といったペースで見られる。

   それ以上に多いのが、コントローラー(DualSense)に関するトラブル報告だ。ゲームを正常に操作できなくなり、修理を検討、あるいは実際に修理に出したとのツイートが11月1日から8日にかけて数十件見つかる。

   J-CASTトレンドは現在コントローラーの修理依頼中のツイッターユーザー「こーじさん」さんを取材した。これまでに4回の故障を経験したという。

   「こーじさん」さんは、PS5を21年3月に購入。最初の故障は翌4月に起きた。触っていなくてもコントローラーの「スティック」入力が勝手に行われるようになり、ゲームプレー中の画面操作に支障が出たという。

   そのため2台目のコントローラーを購入したが、こちらも3~4日で、意図せぬスティック入力という同様の現象が起きるようになった。またも故障だ。

   最初のコントローラーも2台目も4月中に修理を受け、1週間程度でカスタマーサポートから返送された。ところが10月下旬、再び最初のコントローラーのスティック入力に不具合が発生。

   代わりに4月の修理以来は使っていなかった2台目を使用したところ、2日後にまたしても同じ症状が発生するようになったという。修理のため11月4日にカスタマーサポートにコントローラーを発送し、現在対応を待っているとのことだ。2台目に関しては、合計で1週間も使っていないうちに壊れたと話す。

   自身では、コントローラーは「大事に使っていると思っています」。過去には前世代機「プレイステーション4」を愛用していたが、この時は「5年以上遊んでコントローラーを(故障などで)替えたのは3回ほど」だったと語った。

海外では集団訴訟と報道

   スティックが勝手に入力される不具合は、ゲームファンや海外の報道などで「ドリフト」現象と呼ばれており、度々発生が報告されている。

   英ゲームメディア「GmesIndustry.biz」2021年2月15日付記事は、米国の法律事務所「Chimicles Schwartz Kriner & Donaldson-Smith LLP」が「ドリフト」問題の存在を理由に、ソニーを相手に2月12日に集団訴訟を起こしたと報じている。ソニーがこの「欠陥」を認識していながら消費者に開示しなかったとして、損害賠償などを求めているという。

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