国産の新型コロナワクチンに異変 「トップランナー」が交代した

現在は塩野義が先行

   アンジェスの株価は、昨春段階で500円前後だったが、ワクチン開発の話が市場で評価され、昨年6月後半には一時2500円近くに跳ね上がったこともあった。しかし、ファイザーやモデルナの米国勢が先行したこともあり、徐々に落ちて今月5日段階では507円。

   ヤフコメでは、今回の発表を受けて、「国費が投入されているのだから、きちんとした検証や事後報告が必要」「大阪府知事は自分の発言に責任を持ってほしい」「日本のワクチン開発はインド以下」などという趣旨の手厳しい発言が並んでいる。

   国産ワクチンは、他の製薬会社も開発を進めている。河北新報の「国産コロナワクチンの現在地は?」という記事(11月5日のアップデート版)によると、「塩野義先行、KMバイオと第一三共追う」となっている。アンジェスは後退しているようだ。

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