国産の新型コロナワクチンに異変 「トップランナー」が交代した

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国から93億円補助

   インターネットでは、同社の大幅な遅れについて、疑問を指摘する声があふれている。というのも同社のワクチン開発に関しては、国や大阪府が積極的に支援をしてきた経緯があるからだ。

   日経新聞によると、大阪府の吉村洋文知事は昨年6月17日の記者会見で、「アンジェス」が開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、21年春から秋の実用化を目指すとし、数百万人分の製造が可能と説明。「ぜひ大阪でワクチンを実現させたい。オール大阪で取り組む」と積極支援を表明していた。

   製薬業界に詳しいサイト「AnswersNews」によると、政府は2020年度の第2次補正予算に、「ワクチン生産体制等緊急整備基金」として1377億円を計上。アンジェスには93億円余りが補助されているという。

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