タクシー「相乗りサービス」便利そうだが 防犯やトラブル回避どうやって

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   国土交通省は、タクシーの「相乗りサービス」制度を導入した。スマートフォンなどの配車アプリ等を通じて、タクシー事業者は目的地の近い客同士を乗車前にマッチングできるようになる。乗客からすると、運賃を「割り勘」し、割安で利用できるようになる。

   国交省が2021年11月1日に運用を認めたのはタクシー事業者によるものだが、乗客がタクシーの相乗り相手を探せるサービスは以前から存在する。便利な半面、見知らぬ人と乗り合わせてトラブルのリスクはないだろうか。

  • タクシー相乗りサービスを国交省が制度化
    タクシー相乗りサービスを国交省が制度化
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タクシーシェアアプリ複数ある

   2018年に登場した「nearMe.」というアプリ。「タクシーシェア」という機能で行き先を指定し、同じ方角に向かう相乗り相手を探せる。相手が見つかれば相乗りを依頼。マッチングが成立したらチャットか通話でメッセージを送り、相手と合流する。

   配車機能はないため、タクシーは相手との合流後に見つけるか、最後に降車する人があらかじめ呼ぶ必要があるとアプリ内で説明されている。

   途中で降りる人が、アプリ内決済(支払いはクレジットカード)で割り勘の金額を相乗り相手に支払う。この金額はアプリが自動で計算して表示する。

   そして最後に降りる人が、タクシー運転手に運賃全額を支払う。相乗り相手の支払いは、最後に降りる人のアプリ内の「残高」に入金される。アプリに入金されたお金は、銀行振込で受け取れる。

   2013年リリースの「AINORY」も目的地を設定し、相乗り相手を募る。見つかれば相乗り候補者が表示され、承認ボタンを押すことで、相乗りをリクエストできる。候補者は4人まで追加できる。候補者全員が承認すれば成立となり、チャットでメッセージを送りながら合流する。

   アプリ内に決済機能はない。割り勘の際に運賃は、他の決済サービスアプリか現金で乗車前、最後に降りるメンバーに支払う。また配車機能も付いていない。「AINORY」と提携している配車アプリでタクシーを呼ぶか、自分でタクシーをつかまえる必要がある。

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