さらなる会員増めざす
発表の中で、セブン・カードサービス代表取締役社長・水落辰也氏はApple Pay対応の背景を語った。新型コロナウイルスの影響により、非接触で決済できるという安心感からキャッシュレス決済が普及し、nanacoの利用者も増加。21年8月末時点で会員数は約7400万人、加盟店数は約80万店になった。20年1月時点と比べ、会員は約7%、加盟店は約28%増えたという。
利用者の増加に伴い、「Apple Payでも(nanacoが)使えるようになってほしい」という声が多く寄せられるようになったため、今回の対応になった。「Apple Payの対応も含めた複合的な施策を行うことで今後さらに会員数を増やしていきたい」という。
また神谷氏によると、グループが運営するECサイトでも、Apple Payを使ったnanacoでの決済対応を、順次拡大していきたいとのことだ。