パナソニック(大阪府門真市)は、蛍光灯・電球型蛍光灯ブランド「パルック」のネーミングを踏襲したLED電球・照明器具の新ブランド「パルックLED」を、2021年10月21日にスタートした。
由来は「パッとあかるく」
新名称には、パナソニックが蛍光灯・電球型蛍光灯の代名詞として使ってきた「パルック」をそのまま残した。その由来は「パッとあかるく」で、1977年から40年以上続くブランドだ。
新ブランド「パルックLED」では、「しあわせを照らすあかり」をコンセプトに、「あざやか・美しい」「高い品質と信頼性」「持続可能な環境への配慮」という3つのあかりの価値を伝えていく。
パナソニックは、2012年から世界遺産や日本の伝統行事などのあかりをLEDにする「あかり交換活動」を行っている。今回はブランドリニューアルに伴い、活動の一環として自社LED照明器具工場がある三重県伊賀市ゆめが丘の全世帯・約1450世帯と、同地区の一部施設のあかりをパルックLEDに交換した。
家庭における消費電力量のうち、照明器具が第2位であると、日本エネルギー経済研究所が資源エネルギー庁の調査をもとに試算している。パナソニックが行ったLEDと従来の消費電力比較の調査では、LEDシーリングライトは蛍光灯器具と比べて約58%、LED電球は白熱電球と比べ約86%、それぞれ消費電力を削減できるという。