シヤチハタ「消しゴムはんこ」残念なのできた ハート型ガタガタ、こんなはずじゃ

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   【J子が行く】J-CASTトレンド記者「J子」とその同僚たちが、体を張って「やってみた、食べてみた、行ってみた」をリポートします。

「Jミーよ、『消しゴムはんこ』をつくってきてくれ」

   シヤチハタ(名古屋市)から届いた依頼に、私が指名を受けた。ところで私、自分でも引くほど不器用だ。「私じゃなきゃダメ?企画がボツになるかも」と一瞬思ったが、決まったからには満面の笑顔で、「精一杯がんばります」。

  • Jミー、消しゴムはんこに挑戦する。
    Jミー、消しゴムはんこに挑戦する。
  • Jミー、消しゴムはんこに挑戦する。

不器用すぎて絶望

   早速、シヤチハタにコンタクトをとり、消しゴムはんこの作品例を教えてもらった。見てみると、いろいろと想像力がかき立てられてきたぞ...。ついでに、「できるかもしれない」と謎の自信も湧き上がってきた。マーケティング部の女性Mさんに、意気揚々とこう伝えた。

「手始めにハート型を作ろうと思います。その次に文字スタンプで『J-CASTトレンド』と彫って、最後に『カス丸』も作れたらいいですね!」(カス丸:ジェイ・キャストの公式キャラクター。自称・世界一かわいいニュースキャスター犬)

   とっても優しいMさんは、作り方を教えてくれるという。

   用意したのは
・「消しゴムはんこ」専用の消しゴム
・ペン型カッターナイフ
・トレーシングペーパー
・シャープペンシル
・カッターナイフ
・カッティングマット
・紙(試し押し用)
・シヤチハタのスタンプパッド「いろもよう」

用意したものたち
用意したものたち

   早速、オンラインで画面をつないで挑戦。彫りたい図案にトレーシングペーパーを重ねて、シャーペンで写す。

まずはハート型
まずはハート型

   次に、トレーシングペーパーを裏返して消しゴムハンコに当てて、爪でこすって転写する。

爪でゴシゴシ
爪でゴシゴシ

   図案の周りに3~4ミリの余白を残して、カッターナイフで消しゴムを切る。四つの角も少しだけ切り落としておく。ここまでは、順調だった。

   いよいよ、次が消しゴムはんこの山場だ。ペン型カッターナイフで、図案の線の周りに切り込みを入れていく。そこに向けて、今度は図案の線の2~3ミリ外側から斜めに切り込みを入れる。

Mさん「刃の角度は45度くらいで斜めにして、そのままスーッと切り込んでください」
Jミー「.........(超集中)」
あれ、彫れてない
あれ、彫れてない

   全然できない!!!

Jミー「あれ、、、できないです(泣)」

   「うーん、なんでかな...」と不思議そうにするMさん。

このありさま。1回だけ星にもトライした
このありさま。1回だけ星にもトライした

   不器用すぎて、絶望する。自分でもなぜできないのかわかりません。1時間半近くトライし続けたが、結局、ハート型すらできずにおわった...。うそでしょ...。

Jミー「本当にすみません...ちょっと、ハート型すら永遠に完成しない気が...」
Mさん「はは、大丈夫、曲線は意外と難しいんですよ~!」

   コツさえつかめたらできる、と笑ってくれるMさんは優しい...。

感覚がつかめてきた

   しかし、こんなことで諦めるJミーではありません。休日に再挑戦した。とにかくハート型だけでも完成させたい。

   Mさんから教わった通り、刃を深く入れすぎず、浅めに斜めに、スッと切り込んでいく。すると...あれ、感覚がつかめてきた気がする。

わかってきたぞ
わかってきたぞ
「で、できたかも.........」

   一応、彫れたような。

ようやくスタンプが登場
ようやくスタンプが登場

   やっと押せるよ!!ちゃんとハート型になっているかな、ドキドキしながら紙を用意して、押し付ける。

緊張の一瞬
緊張の一瞬

   どうかな、どうかな...

ああああああああ!
ああああああああ!

   できてるううう、ハート型になってるううう(号泣)。ひとり、感動。簡単なハートでこんなにうれしい気持ちになれるなんて、私、なんて単純な性格なんだろう。

歓喜の舞
歓喜の舞

覚醒したんですよ!

   私は思った。これ、がんばれば、アルファベットも彫れるのではないか。「J-CASTトレンド」の文字スタンプ、やってみるか。でも、文字をまとめて彫って、繋げてひとつのスタンプにしたいけど、それはできる気がしないな...。

   あ、

「ヒトツズツナラ、デキルカモシレナイ」

   ということで、まずは「J」。図案がないので、自分でトレーシングペーパーに書いた文字を消しゴムはんこに写す。そして、さっきの感覚を忘れないうちにカッターで切り込みを入れていく。

できたのでは!?
できたのでは!?

   一発で彫れました。ちょっとだけ(いや、かなり)ガタガタだけど、そこは目をつぶって。インクを付けて、紙にぽんっ。

きたないけど、「J」完成
きたないけど、「J」完成

   え、できるじゃん私。Jミー、覚醒。そこから、アルファベットを量産していった。とくに「C」はうまくいったと思っています。

お気に入りの「C」
お気に入りの「C」

   よし、「J-CAST」のパーツが完成した。

渋すぎる「J-CAST」の文字
渋すぎる「J-CAST」の文字

   「-」(ハイフン)、太くない?と思ったあなた。それは気のせいです。

「ン」が「ソ」とか言わないで

   この調子で、「トレンド」のカタカナの文字スタンプもいってみよう。

   数億時間後...(彫れるようにはなったけど、手先が不器用なのは変わらず。細かいパーツを一個一個作っていったため、膨大な時間がかかりました)

「ソ」じゃない?というコメントは受け付けません
「ソ」じゃない?というコメントは受け付けません

   途中、「ン」が「ソ」に見える錯覚が起きつつも、「トレンド」の文字も出来上がった。「ド」は濁点だけ作って、「ト」と組み合わせて押すという横着をしたけど、許してください。

濁点だけ作った
濁点だけ作った

   いざ、集大成。ぽんっ、ぽんっ、とテンポよく押していく。これは私にもできます!楽しいいいいい。

   出来上がったのがこちら。

いろいろとすみません...
いろいろとすみません...

   あれ...ちょっと...そうね...。きっと、画面の向こうのあなたもいろいろ突っ込みたくなっていることかと思いますが...これが不器用なりの限界。ハートすら彫れなかったことを思い返せば、休日返上で頑張ったのです(泣)。

   カス丸は、さすがに無理だった。ごめんねカス丸。それから、消しゴムはんこは、普通の人が彫れば、本当はもっときれいな仕上がりになります。これは、無理やり作った例です。

   何はともあれ、作業は楽しかった。シヤチハタさん、貴重な経験をありがとうございました...。

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