現在世界中で話題となっている韓国ドラマ「イカゲーム」。動画配信サービス「Netflix」で、2021年9月17日に配信を開始して以降、「面白い」とハマる人が続出している。
日本でも、若い女性を中心に人気を集めている作品だ。ことしのハロウィーンでは、「緑色のジャージ」のコスプレが増える予感――。
女性、20代がコアファン層
イカゲームは、多額の借金を抱えた参加者が賞金をかけて、極限のデスゲームに挑む物語だ。2021年10月25日のNetflix「今日の総合TOP10」では、堂々の第1位になっている。
デジタルマーケティングを行うGEM Partnersは、19の定額制動画配信サービスで、過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す「視聴者数pt」を集計してランキングにしている。10月第3週では、「鬼滅の刃」(1位)に次いで、第2位にランクインした。調査は、毎回15~69歳の男女7000人程度に実施している。
GEM Partnersの発表資料によると、イカゲームは9月第3週では66位だったが、その翌週は12位、さらに翌週には4位と上昇し続けた。9月第3週から10月第3週の間、男女比で約3:7と女性の視聴者のほうが多く、年代別に見ると15~19歳、20代でとくに人気だった。
J-CASTトレンドの取材に答えた20代の女性は、友人から強く勧められて視聴したところ「最高に面白くて、今一番ハマっている作品」と話した。
高校生「今年絶対来るコスプレ」
マーケティングを行うアイ・エヌ・ジーが、高校生の男女200人を対象に実施したハロウィーンに関する調査では、「今年流行りそうな仮装&コスプレ」の項目第2位に「イカゲーム」がランクインした。同社は発表資料内で「イカゲームのコスプレが今年絶対来ると大注目です」と分析している。調査は2021年10月6日~14日に、インターネット上で行われた。
作中では、ゲームの参加者たちは「緑色のジャージ」を着ており、この服装をハロウィーンで真似しようと考えている人が多いようだ。ツイッターには、子どもに着せるため手作りで緑のジャージを作る人の投稿があった。ほかにも、ゲームの主催者側が顔を覆っているマスクや着用している赤ピンク色の作業服を、「まねしたい」とのツイートも複数あった。
韓国紙「中央日報」日本電子版は、2021年10月25日付の記事で、複数の西欧圏の学校ではハロウィーンを前に、学生に「イカゲーム」の服装禁止令を次々と下していると報じた。記事によれば、緑色のジャージが飛ぶように売れており、「児童や生徒がドラマを模倣することを懸念して事前に規制に出た」という。