【連載】はつめ降臨 成長する連載「第一形態」
「ストリーマー」として活動するはつめさん。そのスタイルは「配信+アーカイブなし+動画投稿」ですが、「配信メイン+アーカイブ」や、「どちらかというとYouTuberに近い」という「動画投稿」の人も。
今回はさらに、ストリーマーについて掘り下げていきます。
6時間とか配信するじゃないですか
はつめ:最近は配信の切り抜きも流行っていて、配信メインの人のマネタイズが楽になってますしね。
いしたにまさき:配信されたものをあとから全部見るのは、結構めんどくさいですからね。「いいところだけ見せてくれ」っていう気持ちはわかります(笑)。
はつめ:そうそう。それもゲーマーめちゃめちゃストイックなので、6時間とか配信するじゃないですか。「するじゃないですか」って、当たり前に言うけどおかしいか。ゲーマーは配信しちゃうんですよ、長時間。
いしたに:しますよねえ。
はつめ:そうなると、配信追えなかった人たちがアーカイブ追うのも大変なので、動画はそのダイジェストみたいになってますね。「配信は配信、動画は動画!」でコンスタントに作る人もいるのですが、基本的には配信中のいいところを動画化してる人が多い印象です。
いしたに:ああ、そうか!プロゲーマーの話をしたときにプロ野球選手を例にして話をしましたよね。
はつめ:してましたね。
いしたに:みんなが毎日野球やってるわけじゃない。プロは基本毎日やる。それを見る人たちがいる。そう考えると、ストリーマーの配信とダイジェストの関係も、試合の中継とプロ野球ニュースに置き換えられますね(笑)。
はつめ:そうそう!スポーツニュースみたいな感じですかね。
いしたに:いずれにしても興味ない人は一切見ないわけですが、プロ野球的に見る人が増えてきたので、配信(中継)もダイジェスト(ニュース)もニーズが出てきたということですね。なんか私がいちばん納得した(笑)。
はつめ:天才かもしれない。今度から使います、ありがとうございます。
「ゲーム特化サイト」のメリット
いしたに:プロ野球と違うのは、長いシーズンがあるわけではないので、大会や試合だけ流しておくってわけにはいかないところですね。でも、コロナ禍ということもあるし、新作ゲーム出たりすると、「もっと見せてくれ」となると。そこに対応しているのがストリーマーということですね。
はつめ:そうですね、以前コロナ禍でいい影響を受けてる業界があるって話をしたと思いますが、まさに自分たちはそうなのかなと。
いしたに:ステイホームですからね。外に出られない環境での娯楽=ゲームですね。
はつめ:見る人も、やる人も増えてる。
いしたに:それから、そのゲーム動画をどこでなにで見るという話もしておきたいです。世間的には動画=YouTubeという理解なのかなと思うんです。
はつめ:うんうん。
いしたに:配信もYouTubeでできるようになりましたから。でも、ゲーム界隈だと必ずしも「YouTube一択」ではないですよね。
はつめ:そうですね、動画は基本的にYouTube一択なのかなと。
ただ、配信サイトはとてもたくさんあって、YouTube以外で配信している人も大勢います。自分も配信はYouTubeではなく、「Mildom」というゲーム配信サイトで活動してます。今はいろいろなサイトがあるので、自分の好きなゲームやプレイしているゲームによって皆さん配信サイトを行き来してるイメージですね。
いしたに:海外だと「Twitch」とかもありますよね。最初聞いたときは、名前がTwitterに似ているので、なんだ?と思いましたけど(笑)。
はつめ:わかる、めっちゃ似てますよね(笑)。Twitchは海外が強いですし、他の配信サイトもこのタイトルが強いとか。実写系の配信ならYouTubeがいいなとかいうのもあります。
いしたに:それって、YouTubeは昔配信できなかったのが大きいのかな。それとも違うカルチャー?
はつめ:う~ん、YouTubeが配信できなかったのもそうですし、ゲームに特化しているサイトは配信負荷が少なかったり、YouTubeよりきれいな画質で配信できたりします。あと、収益システムがしっかりしてたりね。
いしたに: 収益システムは大事な話だ。
はつめ:それから、ゲーム特化サイトは遅延が本当に少ないですね。本当にリアルタイムに応答できます。
いしたに:あー、そこはまさに特化して設計されていることのメリットか。そして、また「遅延」の話だ(笑)。 ゲームと遅延の関係は奥深いなあ。
ストリーマーとファンが助け合うゲーム特化サイト
いしたに:見ているファンとの関係も、配信システムによって違うものですか?
はつめ:面白いのが、TwitchやMildomって、運営主催のゲームイベントがあって。色々なストリーマーが一堂に集うイベントを開催してくれるので、横のつながり、ファンの循環みたいのが起きたりします。
いしたに:そこはカルチャーですねえ。
はつめ:そうですね、お互いがお互いを助けるというか、ゲームそのものを盛り上げるための意思は強く感じますよね。
いしたに:そうかそうか、YouTubeは動画のプラットフォームだけど、配信サービスはゲーム全体のことを考えているわけですね。
はつめ:ですね。
いしたに:じゃあ、これから配信ももっと見ていきたい人は最初のきっかけはYouTubeかもしれないけど、そこから配信サービスも見ていくとより楽しめるということですね。合う、合わないもあるだろうから、いろいろと見るといいと。
はつめ:それが理想ですね!YouTubeで好きなストリーマーや実況者を見つけたら、彼らが何のサイトで普段配信しているのかを追っていくと、いろいろな人を見つけることができると思うので。
そこからいろいろなつながりを見つけて、ストリーマーを巡っていくのは楽しいかもしれません。
いしたに:今はその環境が揃っているとも言えるなあ。いやあ、時代は変わったなあ。
はつめ:ストリーマーにだいぶ優しい時代になってますね。
いしたに:「ニワトリと卵」的な話だとは思うんですが、大きな波になっていくときってたいていそういうものですものね。SNSの流行と、みんながスマホ持っていることの関係が切っても切れないように。
はつめ:うんうん。
いしたに:さてさて、はつめさんの現在のところまでとりあえず追いつきました。また、この連載もだいぶ回を重ねてきましたので、11月は読者のみなさんから質問をいただきたいと考えております。正直、どんな人たちからどんな質問がくるのか、まったく予想がつかないんですが、まずはやってみたいなと。
はつめ:お、いいですねー!なんでも答えます。
いしたに:いいですね(笑)。はつめさんも「なんでも答える」と言ってますので、なんでも聞いてみてください。こういうときは聞いた方がお得です(笑)。
はつめ:大人に怒られない限り、なんでも答えていこうと思います!
いしたに:スタバの人質問してくれたりしないですかね。いや質問する理由がないか(笑)。
はつめ:いやマジでスタバの人頼む...ピンクドリンク発売お願い致します。
いしたに:言い続けましょう(笑)。では、また次回。たくさんの質問をお待ちしております。
はつめ:よろしくお願いします!!!
【お知らせ】11月の『はつめ降臨 進化する連載「第1形態」』では、はつめさんが読者の皆様からの質問にお答えします。既に多くの質問をお寄せいただいており、ありがとうございます。eスポーツやゲームの話題から、はつめさんへの直球質問まで、以下のフォームからお寄せください。
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あなたの質問に、はつめさんが答えてくれるかもしれません。お待ちしています!
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