新型コロナの犠牲1万8000人超え 東日本大震災の死者・行方不明者数に迫る

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飲食店は1割が閉店

   東日本大震災は、広域的に被害をもたらした。しかし、上記のように直接の死者は12都県にとどまっていた。これに対し、コロナ禍は北海道から沖縄までまん延し、死者も全国に広がって、現在もまだ進行中だ。

   19日の国内の新規感染者数は、367人にとどまったが、これまでの累計感染者数は171万715人に上る。今も入院・療養中が6031人。退院・療養解除となった人の中にも、長引く後遺症に苦しんでいる人が少なくない。5度にわたる緊急事態宣言などで、社会・経済全般に与えたダメージも大きい。

   17日の日経新聞は、コロナ禍で全国の飲食店の約1割に当たる4万5000店が閉店に追い込まれたと報じている。通常年の閉店は年に1~2万店だという。

   総務省のサービス産業動向調査によると、飲食店の従業員は今年7月時点で368万人。コロナ前の20年3月と比べて40万人ほど減ったと同紙は伝えている。雇用にも深刻な影響を与えている。

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