「世論調査ではありません」
新聞とネットの調査で大きな開きが出ることはしばしばある。
最近では、読売新聞が10月14~15日に実施した緊急全国世論調査で、衆院選でとくに重視したい政策や争点を10項目からいくつでも選んでもらったところ、「景気や雇用」の78%が最も多く、「年金など社会保障」72%、「新型コロナウイルス対策」70%などが続いた。
ところがヤフーニュースが10月末まで実施している「衆院選、あなたが最も重視するテーマは?」というアンケートでは、16日段階で約27万の回答が寄せられていたが、「森友問題の再調査」が31.3%を占めてトップ。続いて「外交・安全保障」18.5%、「経済・成長戦略」12.4%、「コロナ経済・補償対策」8.3%の順となっている。
ほぼ似たテーマの調査にもかかわらず、「民意」には大きな違いがある。ヤフーニュースはこのアンケートについて「統計に基づく世論調査ではありません」と断っている。