AERA dot.は「無作為調査」ではない
毎日新聞の世論調査は、全国紙でもやや方式が異なる。調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式。携帯732件・固定311件の有効回答を得ている。読売とは異なり、SMS機能を使っているのが特徴で、回答率は明示していない。
AERA dot.は、「回答者を無作為に抽出した調査ではなく、インターネット上で意見を募るという方法で、期間中は何度でも回答できた」と説明している。回答者の内訳は女性2万7242人(76.4%)、男性8337人(23.4%)、その他72人(0.2%)。年齢層は、50代10826人(30.4%)と40代10414人(29.2%)、60代6502人(18.2%)。40代、50代の女性からの回答が多かったという。
回答期間が1週間もあり、「何度でも回答できた」ということなので、いわゆる「世論調査」とは性質が異なる。結婚に対しネガティブな思いを持つ人が繰り返し回答することが可能な方式だった。
このほか、設問方法の違いなども、こうした調査では影響する。