マイナンバーカードで3万円分ポイント案 給付金申請時の混乱繰り返さないか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

現在は混雑解消、1か月程度だが

   総務省マイナンバー制度支援室に取材すると、現在は「申請から交付まで、おおむね1か月程度となっています」と答えた。新型コロナの影響で、自治体によっては手元に渡るまで時間がかかるかもしれないとしつつ、混雑は解消されたという。

   運用している自治体にも、現状を聞いた。東京都世田谷区の番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課によると「10月7日現在、申請から交付通知までは1か月程度となっています。9月14日以前に申請された人には、通知書を発送しております」。同区では受け取りのために予約が必要となるため、通知書が届いてから実際に受け取るまでには通常1か月程度だという。

   前述の足立区の担当者によると、カードの申請から交付通知書の発送までが約3週間、受け取りまでは4〜8日程度。受け渡しまでスムーズに行えているそうだ。過去の混雑については、こう話す。

「混み始めたのは特別定額給付金申請の時で、(混雑の)ピークは今年の1〜4月でした。マイナポイント事業の駆け込み需要です。交付申請は通常、ひと月に2000件程度のところ、給付金の時が9000件、最も多かった3月は3万1700件にのぼりました」

   2月と4月もそれぞれ1万6000件、2万2000件と、普段よりずっと多かったという。予約制で行われる受け取りも1〜2か月待ちだったと、足立区の担当者。だが6月には2〜3000件まで減少。それに伴い、受け取りの予約状況も改善した。8月には混雑が解消し、1万2000件のカード支給を実施したとのことだ。

姉妹サイト