柑橘系の味わいがする炭酸飲料「メローイエロー」を覚えているだろうか。瓶や缶は鮮やかな黄色の地色に緑と赤で「mello Yello」の文字。中身も黄色いドリンクだ。
たびたび販売終了や復刻販売を繰り返してきた。今日、見かける機会は少ないが、ツイッターでは2021年にも目撃情報がある。
2004年、11年にも復活
販売元コカ・コーラシステムの2011年6月21日発表によると、「メローイエロー」は1983年に「とっても訳せない味」をキャッチコピーに日本で発売。80年代に人気を博した。
11年6月21日付「オリコンニュース」によると、2000年に販売を一度終了し、2004年にはコンビニエンスストア「セブン-イレブン」にて期間限定で復刻販売された。
2011年にはコカ・コーラシステムから、再び全国発売されている。
それからいつまで販売され続けたのかは、調べても判然としない。ただ、ウェブメディア「おためし商品ナビ」2018年1月2日付の記事によれば、17年6月から今度は自動販売機限定で復刻販売されたという。
ツイッターを調べると、高速道路のサービスエリアに売っていたとする報告や、少し前に東京メトロ・国会議事堂前駅のホームの自販機に売っていたという報告を、2021年9月中に見かけた。
記者は10月12日に国会議事堂前駅を訪れた。同駅に乗り入れる丸ノ内線・千代田線両方のホームを調べたが、すでに置いていないのか、メローイエローはどの自販機にもなかった。
日本コカ・コーラ広報に取材すると、「2021年現在、販売は終了しております」とのことだ。今後の販売予定は「現時点でございません」。
なおメローイエローは21年6月14日に「gooランキング」が発表した「一番好きな懐かしの缶ジュースランキング」で2位にランクインしている。1406票中、111票を獲得した。復活を願うファンは多いかもしれない。