生産追いつかない不安材料
今後、有機ELモデルを含むスイッチ全体の需要が伸びた場合、生産が追いつかずに売り上げ台数が伸びなくなる可能性も、鈴木氏は指摘した。
懸念点は2つ。まず、ゲームハードの生産に必要な半導体の世界的な不足。次に、21年9月末ごろから報じられている、中国各地での電力不足だ。NHK NEWS WEBは9月29日付で、「燃料となる石炭価格の高騰や二酸化炭素の排出量削減のための環境規制の強化が原因とされ、日系企業を含め、工場の操業などに影響が出ています」と報じている。
鈴木氏によると、この電力不足が、スイッチの生産に携わる中国の工場にも影響を及し得る。供給状況を判断するにあたり、今後の任天堂の発表を待ちたいとした。