映画祭を「奈良を舞台に開催する」ことに意味
映画作品の「配給・宣伝」方法を学ぶ「ユースシネマインターン」では、カーワイ監督の「いつか、どこかで」について、チラシ、ポスター、予告編などの制作を、6人が手掛けた。カーワイ監督はトークセッションで、自身の作品を宣伝してもらったことに喜びを表し、「ユースの子から、宣伝に必要な素材を追いかけられることがあったり、配給する上で投げかけられる鋭い質問のやり取りも楽しかった」と参加者たちとのエピソードを披露し、会場を沸かせていた。
「なら国際映画祭 for Youth 2021」最終日に行われたクロージングセレモニーには、奈良県出身で同映画祭エグゼクティブディレクターの河瀨直美さんが登場。3日間を振り返ると共に、今後に思いを寄せるコメントでイベントをしめくくった。
「古代より連綿と文化を受け継ぎ、歴史の中心地であった奈良を舞台に開催することに意味がある。着実に歩を進め、1000年先も続く映画祭にしていくためにこれからも挑戦していきたい」