マクドナルドの「月見バーガー」が、秋の期間限定メニューとして人気だ。根強いファンが多いが、インターネットでは同社の「エグチ(エッグチーズバーガー)」が似ていると話題になっている。
それぞれに使われている食材を調べ、実際に食べ比べて分かったことは。
共通点はバンズ、卵、ビーフパティ
月見バーガーは、月に見立てた丸い目玉焼きが特徴的だ。一方、エグチも同じく目玉焼きが入っている。大きく中身が変わらないこともあり、ネット上では「エグチと月見って何が違うの」「ほぼ同じ」という書き込みが見られる。
月見バーガーは、今年で30周年を迎える定番の季節限定メニュー。対して、エグチは、2015年に販売が始まった低価格帯の通年メニューだ。
日本マクドナルドの公式サイトにある、各バーガーの商品情報を見比べた。双方ともバンズ、卵、ビーフパティが共通している。違うのは、月見にスモークベーコンが、エグチには、タマネギ、ピクルス、チェダースライスチーズが加わることだ。ただし、チーズ月見には同じチーズが入っている。
価格は、340円(税込)と200円(税込)で、エグチが安い。
一目で分かる違いは
実際に購入し、それぞれを比べた。一目で気付くのは、バンズの違いだ。月見バーガーは、ゴマのついたセサミバンズ、エグチは、プレーンのバンズになっている。
ソースも違う。月見には、コショウまじりのオーロラソースが使われている。対するエグチは、みじん切りのタマネギが入ったケチャップだ。
味はどうか。月見の方は、具材とオーロラソースの酸味が程よくマッチしつつ、ベーコンの塩味が感じられる。エグチは、タマネギの食感と甘みがケチャップの甘みとうまく絡み、ピクルスがいいアクセントになっていた。
「似ている」と言われる二つのバーガーだが、明確な違いがいくつもあった。