「PS5欲しい」入荷不明でも開店前から並ぶ日曜日 行列に向かって店員がひと言

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6時50分、すでに数人の列があった

   早朝の西新宿1丁目エリア。飲食店やヨドバシカメラの各店舗が立ち並ぶ繁華街だが、まだ人通りは少ない。一方、西口本店ホビー・おもちゃ館のシャッター前にはすでに5、6人が待機していた。本来は9時30分の開店だから、2時間以上も早い。「PS5の並びですか?」と記者が聞くと、客たちはうなずいた。記者と同じく、入荷があると考えているようだ。

   不安を抱えながら記者も並んで待つ。本当に入荷されるのかは分からない。記者の後ろにも約10人の列ができた7時30分ごろ、ヨドバシカメラのスタッフが現れ、「みなさんPS5のためにお並びかと思われます」と切り出した。暇つぶしにスマートフォンをいじっていた客たちが視線を向ける。待ち望んだ瞬間だ。

   PS5には通常版(定価5万4978円・税込、以下同)と、ディスクドライブがない「デジタルエディション」(4万3978円)が存在する。

   この日は通常版が販売されること、購入には提携のカードが必要なこと、ヨドバシの他店でPS5の購入履歴がある人は買えない旨を説明。店舗左側に並ぶように列を整理し、整理券を配布した。このまま、開店準備の完了まで並び続けられる人にしか販売しないとのことだ。トイレや飲み物の購入のため、前後の客に断わって数分離れる場合は例外的に認められる。

   その後も新たな客に整理券が配られ続けたが、8時20分ごろに完売を告げる札が最後尾に立てられた。この時までに約40人が並んでいた。

   本来は9時30分開店だが、ゲーム売り場のみ8時34分ごろにいち早く開店し、店内への入場が始まった。順番にレジに誘導されると、それぞれがPS5や周辺機器を提携カードで購入し、持ち帰っていった。

   本体は5万4970円だった。同日のメルカリだと、PS5通常版は8万9000円といった価格で転売されていた。ある程度手間はかかるが、どうにか購入したいならヨドバシカメラを利用するのも手かもしれない。

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