三上悠亜「スケスケ漢服」ひと騒動 セクシー女優の着こなしに「漢服警察」出動

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ウェイボのフォロワー約12万人

   もちろん、中国のネットユーザーが三上悠亜に対して批判一辺倒なわけではない。

「彼女は漢服が何たるかを理解していないのではなく、男性ファンのニーズに応えているだけだ。男性ファンはこういうコスプレが好きでしょ。マジになるなよ」
「中国人だって、正しい『JK制服』を着ているわけではないだろう」

   「唐時代の壁画の女性も、こんくらい胸を露出していた」といった擁護も少なくなく、あるユーザーは、「漢服をウォッチして10年以上になるが、漢服警察がこれほど湧いて出たのは初めてだ」と投稿した。三上悠亜への非難というより、中国人の間で「正しい漢服・間違った漢服」論争になっており、個人的には「〇〇警察」という言葉が日中で同じ使われ方をすることが、印象深かった。

   ちなみに、日本人セクシー女優は中国で大人気。蒼井そらは引退した今もウェイボで1990万人にフォローされ、フォロワー数で日本人トップを独走している(2位は福山雅治で543万人)。他には波多野結衣が306万、小澤マリアが210万、吉沢明歩が134万フォロワー、元AV男優の加藤鷹も149万フォロワーを誇る。

   今年6月にウェイボのアカウントを開設したばかりの三上悠亜は、フォロワー約12万人だ。今回の漢服論議は、コアなファン以外に認知度を広げる機会になったかもしれない。

【連載】浦上早苗の「試験に出ない中国事情」

経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員。福岡市出身。近著に「新型コロナ VS 中国14億人」(小学館新書)。「中国」は大きすぎて、何をどう切り取っても「一面しか書いてない」と言われますが、そもそも一人で全俯瞰できる代物ではないのは重々承知の上で、中国と接点のある人たちが「ああ、分かる」と共感できるような「一面」「一片」を集めるよう心がけています。

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