povo「基本料金ゼロ円」でライバルリード 「賢く安く」で利用者取り込みねらう

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どれだけデータ容量を使うか

   また、普段使っているスマホ回線に加えて、「2つ目」を持っておきたい人にとっても魅力的だと石川氏。自分から発信はせず、着信時のみ通話する使い方でも回線を維持できる。

   発表によると、「180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる」ことがある。ただ石川氏によると、たまに1日だけ使い放題のトッピングで料金を払うなどして維持すれば「賢く使える」とのことだ。自由な運用ができる点で、ソフトバンクの「LINEMO」やNTTドコモの「ahamo」とは差別化されている。

   ただ、データトッピングがデータ量ごとに6種類存在しているため、自分がどれだけデータ量を使うかを把握できない人にとっては利用のハードルが高いとの指摘だ。この点について、「上級者向けのプラン」と分析した。

   今後は複数の回線を持ちたい、スマホを安く使いたいというユーザー、料金プランの乗り換えに慣れている利用者がpovoに移行していく可能性がある。

   ゼロ円という「インパクト」から、NTTドコモやソフトバンクが対抗プランを発表しなければ契約者の増加も見込めると石川氏はみる。

   なお、月額基本料金ゼロ円のプランは「Rakuten UN-LIMIT VI」として楽天モバイルも用意している。こちらは月々1ギガバイトまでゼロ円で利用できるというメリットもある。ただ、回線のサービスエリアはau・povoの方が広く、通信の安定性を重視する人にとってはpovoが選択肢になり得ると話した。

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