NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」に登場した木製の「サメのキーホルダー」が、視聴者の間で話題になっている。2021年9月7日放送回で、坂口健太郎さん演じる菅波光太朗が、清原果耶さん演じるヒロイン・永浦百音に渡した合鍵に付いていた。
放送後、「私も欲しい!」との書き込みがツイッターに続出。玩具雑貨の企画・製造を手がけるザ・アクセス(東京都墨田区)の「インレイキーホルダー サメ」に視線が向けられた。取材すると、意外な事実が。
残り10個、たちまち売り切れ
ザ・アクセスが販売する「インレイキーホルダー サメ」の画像を見ると、確かにドラマに登場したものと似ている。
J-CASTトレンドが代表取締役社長の清水学さんに取材すると、これはドラマで使われたものとは「全くの別物」だとわかった。見た目が酷似しており、放送を見た視聴者がインターネット検索してこの商品を見つけ、話題になったようだ。
ただ放送前から、すでに在庫はほとんどなかった。「残り10個だけうちにあり、放送後に問い合わせが相次いだので慌ててウェブサイトで購入できるように商品登録しました」と清水さんは説明する。たちまち売り切れて、「こう(話題に)なっちゃうと10個じゃ足りないですね」。
「インレイキーホルダー」には、サメ以外にイルカ、ウミガメ、クマノミ、シャチがある。5年ほど前から水族館を中心に販売していた。人気商品とはいえなかったが、サメは比較的売れ行きがよく、在庫がほぼなかったとの話だ。