コミュニケーションアプリ「LINE」。2021年8月から「リアクション」という機能が備わった。
LINEのトーク(チャット)画面で相手のメッセージを長押しすることで、喜びや悲しみ、驚きといった6種類の表情で反応を示せる。
「投票」代わりに活用も
8月2日に導入された機能で、LINEアプリの「11.11.0」以降のバージョンで使える。7日以内に受信・送信したメッセージや画像にリアクションすると、タップした表情のアイコンが対象メッセージの下に表示される。
ただ9月8日時点でも、ツイッターでは「いつの間にかリアクション機能が追加されていた」「初めて知った」といった反応が複数出ており、まだ浸透しきっていないようだ。
LINE公式ツイッターによると、メッセージに気軽に反応できる機能で、「既読」感覚でリアクションできる。
また、リアクションを付けても相手に振動や音声といった通知はされない。「今さら返信するのも気が引ける」ような過去の会話や、夜遅くの返事にもひっそりと使えて便利だという。「既読だけよりも気持ちが伝わります」としている。
家族のグループチャットで夕飯のメニューを決める時などにも、特定のメッセージにリアクションを寄せることで「投票」代わりに活用できるとのこと。
まだ知らない人も多い?
J-CASTトレンドは、LINEユーザーの男女4人に取材した。20代女性Aさんはリアクション機能を最近知ったが、使っていない。「メッセージに反応するときは『スタンプ』を使っています。リアクション機能よりも種類が多くて便利」と語った。
20代女性Bさんは、リアクション機能を知らなかった。今後使うとしたら、「メッセージを送り合うのが面倒な相手に」という。
30代男性も、リアクション機能は取材を受けて初めて知ったという。「返信をするのも微妙な内容に対し、『いいね』をつける感覚で使えたらいいと思います」。ただ、現状は「スタンプ」の方が使い勝手がいいと感じている。
一方、10代女性は日ごろから活用していると話す。既読だけを付けて会話を終わらせると無視したような形になり、相手が傷つく可能性があるのでリアクション機能を使っている。「返信が面倒な時や、(返信に)ちょうどいいスタンプが見つからなかった時に便利」とのことだ。