トイレ型のもなか。中にあんこが詰まっている。その名も「トイレの最中」は、住宅設備大手LIXILの榎戸工場(愛知・常滑市)と和菓子屋の大蔵餅(同)がコラボレーションして生まれた。見た目から「リアルすぎ」「おもしろい」と、インターネット上で注目を集めている。
J-CASTトレンドの取材に、大蔵餅・取締役代表の稲葉憲辰(いなば・のりたつ)さんが応じてくれた。
ストレス多い今、笑ってほしい
トイレと食品という異色の組み合わせは、昔からの縁で実現したものだという。商品化について、「15年前の商工会議所青年部の酒の席で、INAX(当時)の伊奈輝三(いな・てるぞう)会長と『衛生陶器のまち、常滑らしい、ウンコの代わりにアンコを入れる商品を作りたい』、『ぜひやってくれ』と意気投合したことがキッカケです」と稲葉さんは語った。
「うんこ」と「あんこ」が似ているというところから着想を得たものだ。コロナ禍でストレスが多いが、笑ってほしいとの願いが込められている。商品名について、
「『トイレの最中(もなか)』ではなく、『トイレの最中(さいちゅう)』と読んでほしい」
と話した。LIXIL公式サイトでは、「※入れるときは決してトグロを巻かないようにご注意ください」という注意書きがある。これについて尋ねると、
「好きなように入れて食べていただくのが一番ですが、トグロを巻いてほしいです」
と、冗談めかした。