中国製ワクチン「デルタ株」には有効か 「ブースター接種」に向け改良進む

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3回接種タイプはデルタ株への有効性81.76%

   最近になって、欧米製ワクチンでも接種後数か月経つと防御効果が薄れるとの研究結果が出始めた。感染力がより強いデルタ株への有効性は低下するとも見られている。

   広州市疾病予防控制中心(CDC)や感染症対策の権威・鍾南山氏らの研究チームは5~6月に広州市でデルタ株に感染した患者のデータから、中国製不活化ワクチンのデルタ株への感染防止効果が59%、中等症の発症を防ぐ効果が70.2%との研究結果を発表した。年齢では40~59歳、男女別では女性への効果が高かったことや、1回目の接種では十分な効果が出ず、2回目の接種の2週間後に効果が生じるとの結果も示された。

   1回目の接種から4~8週間後に2回目、1回目から半年以内に3回目の接種を行う智飛生物は8月下旬、18歳以上の2万9000人に実施した臨床試験の結果を公表。デルタ変異株への有効性が77.54%、アルファ変異株への感染予防効果が92.93%、全体的な有効性は81.76%、重症化、死亡を防ぐ効果は100%だった。

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