「VRヘッドセット」で世界が変わる プロが勧める「初心者でも安心の一台」

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あれこれそろえるのは大変だから

   据え置きのゲームハードと連携させるVRヘッドセットもある。ソニー・インタラクティブエンタテインメントが販売している「PlayStation VR」だ。プレイステーション「4」と「5」対応のVRコンテンツのみ、楽しめる。

   とにかく「低価格」のVRヘッドセットが欲しいなら、100円ショップで購入できる「段ボール製のスマホ用VRゴーグル」がある。画面にVR対応映像を表示したスマホをゴーグルに差し込み、ゴーグルのレンズを通して見るだけのお手頃・簡単使用だ。ただその分、本物の「VR体験」には程遠い。

   最後に、東さんが「上級者向け」として紹介してくれたのが、USBケーブルなどでPCと接続するタイプだ。前述の「一体型VRヘッドセッド」よりも美しい映像が楽しめたり、クオリティーの高いアバターをまとえたりと、メリットが多い。その分、PCに求められるスペックも、おのずと高くなる。

東さん「ビジネス用ノートPCなどでは力不足です。VRを楽しむのに必要な機能が搭載されているデスクトップPCは、最低10万円台から購入できます」

   もちろん、ヘッドセットとは別費用だ。初心者にとっては少々、いえ、大分ハードルが高いです...。使いこなせる気がしません、東さん!

東さん「最初から、あれもこれも必要!と言われると尻込みしてしまいますよね。だからこそ、これを一つ買っておけば安心だよ、と勧めやすいのがQuest2なんです。セットアップに難が無く、『Oculus Questストア』にある数多くのコンテンツで遊べますから」

   後々、「お金をかけてでも、一段上のVR体験をしたい」と思ったとき、Quest2ならPCと接続できるそうだ。

   価格は税込3万7180円か.........。......よし、買ってしまおう! 次回こそは「マイQuest2」を用意して、遂に初稼動だ!

プロフィール
〇東智美(ひがし・ともみ)株式会社トーモ/株式会社往来 代表取締役
2009年、ウェブ・グラフィック制作を主要事業に東京都港区に株式会社トーモを設立。16年に自社ブランド「RAKUNI」をつくりスマホアクセサリーの販売事業を開始した。2021年3月にメタバースでのマーケティングや調査を手掛ける株式往来を立ち上げ、3月25日にエムディエヌコーポレーションより『仮想空間とVR』を上梓。
媒体やブロガーとのメディアリレーションを得意分野とし、自らも「flick!」「日経クロステック」などに連載を持ち、「FNNプライムニュース α」の海外テックイベントのレポーターを務めるなど、ネットや媒体を積極的に活用した販促活動を行っている。

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