「クリスマス・イブ」「負けないで」もある
高校生が歌うにあたり特殊な技術を必要としないことも考慮されている。上記の2曲はいずれもあまり音域が広いということもなく、「無理なく歌える」曲とのことだ。また、歌詞を見ても差別的な表現といった教育にふさわしくない部分がないことから、教材として適切だと考えたという。
また、今回の教科書では幅広い年代のポピュラー音楽を伝えることを目的として、1970年代から各年代の楽曲を紹介するという方針がとられている。70年代からは赤い鳥の「翼をください」、80年代からは山下達郎さんの「クリスマス・イブ」、90年代からはZARDの「負けないで」をピックアップ。この方針にも合致していることから、00年代・10年代の楽曲として「Lemon」「若者のすべて」が選ばれた。
ほかにはギターを伴奏に歌うことを目的とした項目もあり、そこではTHE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」も収録されているとのことだ。コード数(和音)も少なく、弾きやすいことが選曲の理由だ。