首相退陣を「予言」していたコラム 「青木の法則」が当たったのか

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   菅義偉首相は2021年9月3日、自民党総裁選((9月17日告示、29日投開票)に立候補しない意向を表明した。これにより、首相の座も退くことになる。直前まで、再選を目指すとされていただけに、驚きのニュースとなった。

  • 次の首相は誰に
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直近の支持率が低下

   首相は、その理由について「新型コロナ対策と選挙との両立は莫大なエネルギーが必要。新型コロナ対策に専任したい」と記者団に語った。

   しかし、これは前々からわかっていたこと。多くのメディアは、直近の内閣支持率低下が影響したのではないかと見ている。

   9月2日の朝日新聞「天声人語」は、興味深い「法則」を紹介していた。参議院自民党のまとめた役だった青木幹雄氏が唱えたものだという。

   それによると、内閣支持率と政党支持率を足したものが50を下回ると、政権運営が厳しくなるのだという。「青木の法則」と呼ばれているそうだ。

   近年、衆院解散直前に50に届かなかった首相は森喜朗氏、麻生太郎氏、野田佳彦氏だという。直後の選挙では大きく議席を減らし、麻生氏、野田氏は野党に政権を明け渡すことになった。

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